六親会のおもい
社会福祉の仕事は、人間の尊厳に関わる社会的に評価されている専門職です。
福祉のニーズは、高度化、専門化と多様化しており、「職員の資質」がサービスの提供に大きく影響されます。専門職としての自覚と誇りを持って、専門知識及び技術の向上に努め、施設内外の研修や、自主的な研究に励み、期待に応えていける・・・そのようなスキルアップ、自らの存在を感じ「成長を実感できる」ための支援を積極的に実施しています。また、専門職としてのキャリアアップのみならず、職員との出会い、ご利用者やご家族、地域の方々、実習生やボランティア、施設に来訪してくれる子ども達、多くの人との関わりを通して、感性を磨き「魅力的な人間」として成長していくことができます。
また、社会福祉法人の経営は、福利性(Welfare)や公益性(Public)を基としながらも、経営の継続性、安定性及び自立性を確保していかなくてはなりません。
それは、営利を追求するということではなく、公正な組織として地域からの信頼を得て、「地域社会へ貢献」するという、社会福祉事業特有の条件を前提とした経営に努めること、それが私たちの願いです。

- ISO9001:2015 認証取得
- ISO9001品質マネジメントの目的は、利用者により良いサービス提供する(顧客満足や信頼)ためのシステムを管理し、継続的な質の改善を目指すことです。
基本方針とサービスコンセプト

介護現場のサービス・コンセプトに密接に関連しているのは基本方針の「個人の尊重」と「利用者と処遇」です。そのためには「職員の資質」が関連することであり、「地域の拠点」はその発展であると考えます。
このことを踏まえ、職員が体得し実践につなぐことができるよう、4つのサービス・コンセプトを設定し、全職員の実践につなぐことを目的とします。
基本方針
事業経営においては、関係法令を遵守、社会福祉法人としての公益性と倫理性を維持し、また、自主的な経営基盤を図るとともに、その提供する福祉サービスの質の向上及び事業経営の透明性の確保を図ることを目的とし、次に述べる四項目を基本方針として掲げる。
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個人の尊重
利用者の「個人の尊重」を理解することにより、利用者及び職員共々家族的な暖かさ、明るさ、楽しさを保ちつつ、最大限に「個人の尊重」の守られる環境をつくれるように努力し、個別ニーズに合わせたサービスの提供を第一と考え実践していく。
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利用者の処遇(待遇・おもてなし)
利用者の一人ひとりが豊かな個性と人間性を備えた個人として、充実した人生を主体的に且つ意欲的に送れるように援助する。また、利用者の精神的及び身体的に依存性が強くなる傾向に対し、自主性を高め、豊かな日常生活を保てるよう、アクティビティ活動などを通じてADLの向上からQOLの充実に向けての支援を行う。
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職員の資質向上
福祉のニーズは高度化、専門化と多様化しており、職員の資質が利用者の処遇に大きく左右される。全ての職員は、社会福祉の従事者としての自覚と誇りを持って、専門知識及び技術の向上に努め、施設内外の研修や自主的な研究に励み、期待に応えていくよう努力していく。
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地域福祉の拠点
社会福祉法人六親会は、行政や関係機関との協力を得ながら、地域福祉活動を支える福祉サービスの拠点として、地域の社会資源としての役割を充分に発揮し、創意工夫をしながら地域福祉に寄与していく事業を積極的に行い、多機能性と柔軟性を備えるものとする。
サービスコンセプト
サービスコンセプトは、基本方針「個人の尊重」「利用者の処遇」を基にケアサービスの判断基準として設定し、全職員が、より質の高いサービスを目的とし、達成できるためのツールとして、次の四項目を掲げています。
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DIGNITY(尊厳)
利用者は尊厳をもって遇される、対応される権利を有している。私たちは利用者を子供扱いしたり、利用者に恩着せがましい態度をとることは許されません。また、利用者のプライドを保てるよう配慮することも重要なことである。さらに、文化的環境を整えることも重要であり、利用者のプライバシーを守ることは重要なことである。
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INDEPENDENCE(自立・自律性)
利用者は、他者の影響を受けずに、考え、行動する権利を持っており、私たちは利用者がこの二つのジリツセイ(自立・自律性)を遺憾なく発揮できるよう支援することが仕事となる。この自立・自律性には予測されるリスク(危険性)を被ることがあっても、利用者が納得されて、自己決定したことがあれば最大限の敬意を払わなければならない。
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CHOICE(選択権)
利用者に種々の選択肢を準備し、選んで頂けるようにすることが大切であり、我々の使命、仕事でもある。また、利用者が自分で選べるように環境を設定し、支援することは重要なことである。
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ANIMATION(活気づけ)
利用者は、毎日の生活を活気づけられ、毎日の生活を楽しみ、日々の生活に納得し、楽しいお付き合いや感動を味わう権利を持っている。私たちは、利用者の活気づけをケアの中心として考えている。
※職員のマインドと行動の根幹にある考え方(様々な状況下での判断の指針)を統一するために、別途「コンセプト・マニュアル」を設定、質の高いサービス提供に努める。